木で鼻を括る

【読み方:きではなをくくる、分類:諺】

木で鼻を括るは、ひどく無愛想にもてなしたり、冷淡にあしらったりすることの喩えをいいます。これは、「木で鼻をこくる」の誤用が一般化したもので、「こくる」とは「こする」の意味で、木で鼻をかんだら、紙のようにしなえようがないことに由来します。

一般に本用語は、日常的には、「木で鼻を括ったような返事」や「木で鼻を括ったような挨拶」というように使われます。なお、これと似たようなものとして、「杵で鼻をこする」や「立木へ鼻こする」などもあります。