能ある鷹は爪を隠す

【読み方:のうあるたかはつめをかくす、分類:諺】

能ある鷹は爪を隠すは、「能鷹(のうよう)」とも言い、実力のある者ほど、それを表面に現さない(いたずらにそれを誇示することはしない)ことの喩えをいいます。これは、有能な鷹は獲物に知られないように、普段は鋭い爪を隠しておくことに由来し、それが転じて、いざという時にだけその真価を発揮することを意味するようになっています。

なお、本用語と似たようなものとして、「猟する鷹は爪隠す」「食い付く犬は吠え付かぬ」「鳴かない猫は鼠捕る」「深い川は静かに流れる」「大巧は拙なるが若し」などもあります。