百日の説法屁一つ

【読み方:ひゃくにちのせっぽうへひとつ、分類:諺】

百日の説法屁一つは、長い間の苦労が僅かな失敗のために無駄(めちゃめちゃ)になってしまうことの喩えをいいます。これは、百日間にも渡り有難い説法を説き続けてきたお坊さんが、ちょっとした気の緩みでおならを一つしたために、それまでの厳粛な雰囲気が壊れ、すっかり有難味が無くなってしまうことに喩えたものです。

なお、本用語と似たようなものとして、「千日の行屁一つ」や「磯際で船を破る」、「終身善を為し一言則ち之を破る」などもあります。