大山鳴動して鼠一匹
【読み方:たいざんめいどうしてねずみいっぴき、分類:諺】
大山鳴動して鼠一匹は、「泰山鳴動して鼠一匹」や「大山鳴動して一鼠出ず」とも言い、事前の騒ぎばかりが大きくて、実際の結果が小さいことの喩えをいいます。これは、西洋の諺(ことわざ)の日本語訳であり、その出典は、古代ローマの詩人・ホラティウスの言葉から出たものとされています。また、その原文はラテン語で、「Parturiunt montes, nascitur ridiculus mus.(山々が産気づいて滑稽な鼠が一匹産まれる)」となっており、大騒ぎした割に、実際には結果が小さいことを示唆しています。
なお、本諺と似たようなものとして、「蛇が出そうで蚊も出ぬ」などもあります。