立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花

【読み方:たてばしゃくやくすわればぼたんあるくすがたはゆりのはな、分類:諺】

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花は、「立てば芍薬座れば牡丹」や「立てば芍薬居すりゃ牡丹歩く姿は百合の花」とも言い、美しい女性の容姿を形容する言葉をいいます。これは、芍薬(シャクヤク)がスラリと伸びた茎の先端に華麗な花を咲かせ、牡丹(ボタン)が枝分かれした横向きの枝に花をつけ、百合(ユリ)が風を受けて揺れるさまが美しいことから、美しい女性の容姿や立ち居振る舞いなどを「美しい花」に喩えたものです。

ちなみに、芍薬は、紅・白色などボタンに似た大形の花が咲き、牡丹は花の王と呼ばれ、紅・白・淡紅・紫・黄色などの大形の花が咲き、また百合は白・黄・橙色などの大形の花が咲きます。