地震雷火事親父
【読み方:じしんかみなりかじおやじ、分類:諺】
地震雷火事親父は、世間でたいへん恐ろしいとされているものを順に並べて、調子よくいった言葉をいいます。
地球内部の急激な変動による振動が四方に伝わり大地が揺れる現象である「地震」、大気中で大量の正負の電荷分離が起こり放電する現象である「雷」、建築物や山林などが焼ける「火事」、その昔、家父長制のもとで絶対的な存在であった「親父(親爺)」を、世の中で特に怖いとされているものとしてテンポよく言ったものであり、また人によっては、最後の「親父」を「女房」や「津波」と替えることもあります。
ちなみに、本諺の親父については、台風を意味する「大山嵐(おおやまじ)」が変化したという説もあるそうです。