可愛さ余って憎さ百倍
【読み方:かわいさあまってにくさひゃくばい、分類:諺】
可愛さ余って憎さ百倍は、「可愛さ余って憎さが百倍」とも言い、可愛いという気持ちが強ければ強いほど、いったん憎しみの気持ちが生じれば、その憎しみの度合いは甚だしいものだ(非常に強くなるものだ)ということをいいます。これは、愛情と憎悪は表裏一体であることを示唆したもので、日頃から可愛がっていた者に裏切られたりして、一度憎いと思うようになると、その憎しみは可愛さの何倍も強くなることを意味します。
なお、本用語と似たようなものとして、「可愛さ余って憎さが十倍」や「可愛可愛は憎いの裏」、「愛憎は紙一重」などもあります。