マロングラッセ
【読み方:まろんぐらっせ、分類:洋菓子/フランス】
マロングラッセ(marrons glacès)は、皮を剥いだ栗をシロップ漬けにして、フォンダン(砂糖衣)で覆ったフランスの洋菓子をいいます。
その製法は、下茹でした大粒の栗を、バニラや洋酒(ブランデーやラム酒など)を加えて風味づけしたシロップ(砂糖水)に漬け込み、沸騰させないように慎重に加熱し、少しずつシロップの糖度を増しながら何度も漬け込み、最後に表面を乾燥させてフォンダンで覆って仕上げられます。
一般にマロングラッセは、柔らかな甘味の中にある繊細で贅沢な味わいが特徴であり、また製造に手間と時間がかかる上に途中で壊れやすいため、ヨーロッパでは「スイーツの王様」とも呼ばれ、高級菓子として知られています。