役職定年
【読み方:やくしょくていねん、分類:概念】
役職定年は、「定職制」や「管理職定年制度」とも呼ばれ、企業において、一定の年齢に達すると管理職から外れる制度をいいます。これは、部長や課長、係長といった組織を形成しているラインの役職から外れ、特定の仕事をするスタッフに役割が変わるのが一般的であり、また社内での役割がマネージャーからプレーヤーへと変わるため、仕事の内容も期待される成果も変わります。
一般に役職定年した後の勤務形態は、同じ会社に勤め続けるケースが多いですが、中には在籍出向や関連会社への移籍出向の可能性もあります。また、給与水準については、役職がなくなるため、減額されるのが大半であり、老後の生活設計を考える際には、役職定年による減収を考慮しておいた方がよいです。なお、本制度については、就業規則等で明文化されているほか、暗黙のルールとなっていることもあります。