温故知新
【読み方:おんこちしん、分類:四字熟語】
温故知新は、昔の事(過去の事実)をよく調べて、そこから新しい知識や見解を得ることをいいます。これは、「論語(為政篇)」が出典で、「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」、または「故(ふる)きを温(あたた)めて新しきを知る」と訓読され、孔子が師となる条件として、先人の思想や学問を研究するよう述べた言葉です。また、論語とは、中国の思想書(四書の一)で、孔子の言行記録を儒家の一派が編集したものであり、その内容は、処世の道理、国家・社会的倫理に関する教訓、政治論、門人の孔子観など多方面に渡っています。
なお、本用語は、日常においては、飲食店やショップの名称、新聞や雑誌のコーナー名などで見かけることがあります。
※孔子:中国の春秋時代の思想家で、儒教の祖。