海千山千

【読み方:うみせんやません、分類:四字熟語】

海千山千は、様々な経験を積み、世間の表裏を知り尽くしてズル賢いことやそういった人をいいます。これは、海に千年、山に千年棲んだ蛇(じゃ:大きなヘビ)は、竜(りゅう:全ての動物の祖とされる想像上の動物)になるという言い伝えから、社会の中で数多くの経験を積み、物事の表裏を知り抜いてズル賢い(悪賢い)こと、およびそのようなしたたか者のことを意味します。

なお、本用語と似たようなものとして、「海千河千(うみせんかわせん)」や「百戦錬磨(ひゃくせんれんま)」などもあります。

<本用語の使用例>

・○○グループの議員は、海千山千のベテラン議員ばかりだ
・かつて仕手筋といえば、相場操縦でも海千山千のプロだった