一刀両断
【読み方:いっとうりょうだん、分類:四字熟語】
一刀両断は、ひと太刀でまっぷたつに断ち切ること、それが転じて、速やかに決断して物事を処理することをいいます。これは、ひとたび太刀を振り下ろすことを意味する「一刀」と、二つに断ち切ること(まっぷたつにすること)を意味する「両断」からなる用語で、中国の南宋の思想家・朱熹の語録である「朱子語類」に由来します。
一般に本用語は、物事を思い切って処理することの喩としてよく使われ、また似たようなものとして、「快刀乱麻(かいとうらんま)」や「単刀直入(たんとうちょくにゅう)」などもあります。
<本用語の使用例>
・裁判長は、「被告の供述は全く信用できない」と一刀両断した
・新番組を一刀両断に切り捨てる見事さは、惚れ惚れするほどだった
・お笑い界の大御所が売り出し中の若手芸人を一刀両断したと話題になっている