黒歴史
【読み方:くろれきし、分類:俗語】
黒歴史は、主に若者の間で使われる俗語で、無かったことにしたい、あるいは無かったことにされている過去の事象(出来事)のことを指します。
元々は、アニメの「ターンエーガンダム(ガンダムシリーズの一つ)」で使われていた言葉で、太古の宇宙文明時代に永きに渡って繰り返されていた数々の宇宙戦争の歴史の総称を意味していました。
それが転じて、今日では、恥ずかしくて忘れたい過去や消し去りたい過去(できればなかったことにしたい過去)、他人に触れられたくない自分の過去、またある人と話す際に触れてはいけない過去といった意味で用いられるようになっています。
当初は、アニメや漫画を中心とするサブカルチャーの分野を中心に、それらのファンらにより劇中用語を引用し隠語的に使用されていたものでしたが、いつの間にか、インターネットなどを通して広く普及しました。
なお、上記の意味以外にも、「誰の意図によるでもなく、いつの間にか忘れられたり風化してしまった過去」を指す場合にも用いられています。
<本用語の使用例>
・名門チームであるが、過去に5度、監督の途中解任を行ってきた黒歴史がある
・黒歴史とかいって、自分の苦い経験や失敗を封印してしまうと人生の糧にはならない
・女優の○○が水着でニッコリしていたグラビア時代は、事務所では黒歴史扱いとしている