玉陵の写真

玉陵(たまうどぅん)は、沖縄県那覇市首里金城町にある、琉球王国の第二尚氏王統の歴代国王が葬られている陵墓をいいます。これは、1501年頃、三代目の尚真王が父・尚円王の遺骨を改葬するために創建したと伝えられており、その後、第二尚氏王統の陵墓となりました。全体の作りは、当時の板葺き屋根の宮殿を表した石造建造物になっており、その周囲は石垣で囲まれ、墓室は東西に連なる自然の崖壁に穴を開け、連続した3つの室が造られ、東室には洗骨後の王と王妃の遺骨を、中室には洗骨までの遺体を、西室にはその他の家族の遺骨を安置しました。

2000年12月に玉陵は、今帰仁城跡や座喜味城跡、勝連城跡、中城城跡、首里城跡、園比屋武御嶽石門、識名園、斎場御嶽と共に、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産(文化遺産)に登録されました。ちなみに、玉陵は沖縄県最大の破風墓であり、また「玉陵」と名付く墓所は、その他に「伊是名玉陵」や「山川の玉陵」があります。

所在地 沖縄県那覇市首里金城町1-3
種類 陵墓

〇外側から撮影

玉陵

〇内側から撮影

たまうどぅん