眞性寺の写真

真性寺(しんしょうじ)は、正式には「真言宗豊山派醫王山東光院眞性寺」と呼ばれ、東京都豊島区巣鴨にある寺院(巣鴨地蔵通り商店街の入口付近にあるお寺)をいいます。これは、奈良県の桜井市初瀬の総本山長谷寺の末寺で、その開基(寺の始まり)は不詳ですが、聖武天皇の勅願により、行基菩薩が開いたことが伝えられています。また、1826年の地誌御調査上によると、1615年に祐遍法印により、中興開基(一度哀運にあったものを再建)が行われたのが記録として残っています。

現在、眞性寺は、境内の左手にある、大きな傘をかぶり杖を持つ、高さ2m68cm、蓮花台を含めると3m45cmの大きなお地蔵様「銅像地蔵菩薩坐像(東京都指定有形文化財)」が広く知られており、本像は1714年に造られた江戸六地蔵の4番目のものです(江戸六地蔵は、江戸の六街道の出入口に置かれ、旅の安全を見守った)。ちなみに、毎年6月24日には、江戸六地蔵の供養のために「百万遍大数珠供養」が盛大に行われます。

所在地 東京都豊島区巣鴨3-21-21
宗派 真言宗豊山派
本尊 薬師如来(秘仏)
創建年 不詳

〇正面から撮影

眞性寺