鎌をかける

【読み方:かまをかける、分類:概念】

鎌をかけるは、「カマをかける」とも表記され、自分が知りたいことを相手に自然にしゃべらせるように、それとなく誘導することをいいます。これは、誘導尋問の一種で、自分が知りたいと思うことや相手の本音などを聞き出す(探る)ために、うまく言葉で誘って、話させて(漏らして)しまうように仕向けることを意味します。

一般に「鎌をかける」は、日常的には、夫婦や恋人彼氏彼女)、家族などで何か隠し事がありそうな時に使ったり、仕事の場で有用な情報を得るために使ったり、また刑事や検察官などが容疑者から供述を引き出す際に使ったりします。

ちなみに、本用語の語源(由来)については、やかましい意味の「囂し(かまし)」に、「ひっかける」の「かける」を加え、相手にやかましくしゃべらせ、うまく聞き出す意味で「かまをかける」になったとする説など諸説がありますが、正確なものは不詳だそうです。