沽券に関わる
【読み方:こけんにかかわる、分類:概念】
沽券に関わる(沽券にかかわる)は、面目や体面に差し障りがあることをいいます。また、本用語の中の「沽券」とは、元々は、動産・不動産取引で契約内容を記した証書(売り渡し証文)を指し、江戸時代頃から売値の意味で用いられるようになり、それが転じて、人の値うちや体面、品位といった今日の意味となったそうです。また、本用語と似たようなものに、「プライドに関わる」や「信用に関わる」などがあります。
<本用語の使用例>
・この紛争で国連として何もしないのは沽券にかかわる
・研究者としての自分の沽券に関わることなので訴訟も辞さない
・デート代を出すのは女性のためでなく、男の沽券に関わるためだという