誤魔化す/胡麻化す/ごまかす

【読み方:ごまかす、分類:概念】

誤魔化す(ごまかす)は、「胡麻化す」とも表記され、不利益にならないように取り繕うことをいいます。

「笑って誤魔化す」などと使われる場合は、本心を見破られないように話をそらしたり、でまかせを言ったりして、その場やうわべを取り繕うことを意味します。また、「釣り銭を誤魔化す」などと使われる場合は、人目を欺いて不正をすることを意味します。

ごまかす

なお、本用語(ごまかす)の語源には、以下の二つの説があるそうです。

●弘法大師の護摩の灰と偽り、ただの灰を売る詐欺に由来し、祈祷の際に焚く「護摩(ごま)」に「紛らかす(まぎらかす)」などと同じ接尾語「かす」が付いて、「ごまかす」になったとする説。

●中が空洞で見掛け倒しの喩えに由来し、江戸時代の中が空洞になっている菓子「胡麻胴乱(ごまどうらん)」が変化したとする説。

<本用語の使用例>

・自分を誤魔化すための理屈ならいくらでもつけようがある
・プレゼンだと、ロジックをごまかすことができるけれど、文章になると、それは難しい
・官僚は、どうとでも理由をつけて、年金の支払いをごまかすことができるということだ