皮算用
【読み方:かわざんよう、分類:概念】
皮算用は、物事がまだ実現しないうちから、それを当てにして、あれこれ計画を立てたり、あれこれ期待したりすることをいいます。これは、「取らぬ狸の皮算用」という諺(ことわざ)に由来し、まだ実現していないことを当てにして計算する「人の愚かさ」を示すもので、また「算用」とは金銭の額や物の数量を計算すること(勘定)を意味します。ちなみに、その昔、狸の皮は冬の防寒着として高く売られていたそうで、一つの儲けのタネだったようです。
<本用語の使用例>
・○○誘致では、早くも経済効果が3兆円などという「皮算用」もはじかれている
・日本からの観光客とグッズ売上の期待を踏まえた「皮算用」もあったのかもしれない
・日本のメディアはトップ10入りを「皮算用」したが、当の○○は100%とはいえない心身に鞭打って戦っていたというわけだ