下手物(ゲテモノ)
【読み方:げてもの、分類:概念】
下手物(ゲテモノ)は、一般の人からは価値を認められない風変わりなものや珍奇なものをいいます。
元々は、出来や品質などが良いものを意味する「上手物(じょうてもの)」の対義語で、大衆向けの値段の安いものや並の品を意味していましたが、現在では、世間の価値観から外れた珍奇なもの(変なもの)を意味することが多いです。また、食の分野では、「ゲテモノ食い」と言うように、一般的に食べることを躊躇するような食材を意味することもあります。
ちなみに、本用語の「げて」は、等級の劣る意味の「下等(げとう)」や、本筋から外れる意味の「外道(げどう)」に由来するそうです。