どや顔
【読み方:どやがお、分類:概念】
どや顔は、「ドヤ顔」とも表記され、誇らしげな顔つきや得意気な顔のことをいいます。これは、テレビやネットなどで広まった用語で、自らの功を誇り「どや?」と言わんばかりの"したり顔"や"得意顔"を意味し、2011年のユーキャン新語・流行語大賞候補の60語にも選ばれました。
一般に本用語の「どや(どうや)」とは、相手の考えや気持ちを尋ねる際に用いる「どうだ?」という意味で使われる関西方言が語源となっています。また、うまくいった時など「どうだ?」の後に「凄いだろ?」や「格好いいだろ?」といったニュアンスを含んで用いられることも多く、それが転じて、優越感に浸った自慢げな顔つきを「どや顔」と言うようになったそうです。
なお、「どや顔」は、元々は関西芸人の間で使われていた言葉で、それが全国的に広まったのは、テレビ番組において、松本人志さんや明石家さんまさん、東野幸治さんなどが言ったとする複数の説がありますが、どれが発祥かは不明です。
<本用語の使用例>
・「メイク後もブスなのにドヤ顔なのが笑える」と毒舌をはいた
・面接でボランティアや留学体験などをドヤ顔で話すのは自爆行為になる
・横綱は行司から懸賞の束を受け取ると、どや顔で館内に見せびらかすように高く掲げた