自画自賛
【読み方:じがじさん、分類:四字熟語】
自画自賛は、「自画自讃」とも表記され、自分で自分のことを褒めることをいいます。これは、自分で描くことやその絵を意味する「自画」と、自分の絵に自分で賛を書くことや自分で自分の行為を褒めることを意味する「自賛」からなる用語です(自我自賛と書くのは誤り)。その語源については、東洋画の「賛(絵画に書き込む詩や文章などのこと)」に由来し、本来は自分の絵には他人に賛を書いてもらうのが通例であるのに対し、自分で描いた絵に自分で賛を書くことから、それが転じて、「自分のした行為を自分で褒めること」を意味するようになったそうです。
なお、本用語に類似するものとして、「手前味噌(てまえみそ)」や「厚顔無恥(こうがんむち)」、「我田引水(がでんいんすい) 」などもあります。
<本用語の使用例>
・○○首相は、最大級の表現を用いて交渉の結果を自画自賛した
・「人生最大の作品といっても過言ではない」と自画自賛していた
・決勝点となった自身のFKを「非常に良いボールが蹴れました」と自画自賛した