口パク
【読み方:くちぱく、分類:概念】
口パクは、英語では「lip sync(リップシンク)」と呼ばれ、音声と同期して口を動かすことをいいます。これは、口は動かすものの実際には声を出していない状態であり、口だけをパクパクと動かすことに由来します。また、映像に声を合わせるアフレコとは反対に、先に音声があって口の動きを合わせるもので、特にテレビ番組やイベント、舞台などにおいて、出演者が録音した音声に合わせて口を動かし、歌っているふりを指す場合が多いです。
一般に音楽番組やライブなどで、激しいダンスパフォーマンスを行うアーティストの場合、呼吸音等がマイクに入るのを防ぐための口パクは仕方ないとしても、歌のプロであるアーティスト(歌手やボーカリスト等)が自らの力量不足から口パクをすることに対しては、見ていて明らかに違和感があり、否定的な意見が非常に多いです。
<本用語の使用例>
・昨今、音楽番組における口パクへの風当たりは強い
・曲に合わせて口パクしながら華麗なダンスを披露した
・音響機材のトラブルに巻き込まれ、生放送で口パクがバレるという騒動があった