ママドル

【読み方:ままどる、分類:概念】

ママドルは、子どもを産み、母親(ママ)になっても、アイドル的な存在で活動する芸能人のことをいいます。これは、「ママ」と「アイドル」からなる合成語で、1986年に国民的アイドルの松田聖子さんが俳優の神田正輝さんとの間に、長女(沙也加さん)を出産したことで生まれた言葉であり、以降、アイドルが子どもを産んだ後に活動する場合に使われています。ちなみに、子育てが一段し、アラフォーになってから、往年(1980年代)のアイドルの松本伊代さん・早見優さん・堀ちえみさんの三人が一時、「キューティー・マミー」というママドル・ユニットを組んで活動しました。

一般に子育てがある中、ママドルとして長く活躍(成功)しているのは、多くのファンを持ち、同性からもカリスマ的な存在となっている「松田聖子さん」くらいしかいないと思われます。実際、芸能界において、このような厳しい現実があるせいか、今日ではママドルではなく、子どもを産み、育児や子育てに携わっていることを前面に押し出して幅広いタレント活動をする「ママタレ」というスタンスを打ち出すケースが増えているようです。