美魔女
【読み方:びまじょ、分類:概念】
美魔女は、ある程度年齢を重ねているものの、未だに美しさや若々しさを保っている大人の女性のことをいいます。これは、光文社が発行する女性ファッション雑誌「美STORY(美ST)」による造語で、元々は才色兼備の35歳以上の女性を指し、「魔法をかけているかの様に美しいこと」に由来します(光文社は本用語を商標登録)。
2009年8月頃、「美STORY」が、40代の女性に必要なのは「美しくなる為の方法」「内側から美しくなる食事」「美しさをキープする習慣」であると提案し、同雑誌が季刊誌から月刊誌になることを機に立ち上げたサイト上で、「7人の美魔女会議」というブログがスタートした時から「美魔女」という言葉が世間に広まっていきました。
「美STORY」では、「年齢という言葉が無意味な程の輝いた容姿」「経験を積み重ねて磨かれた内面の美しさ」「いつまでも美を追求し続ける好奇心と向上心」「美しさが自己満足にならない社交性」という条件を備えたエイジレスビューティーな女性を「美魔女」と定義しました。
また、実際のブームのきっかけとなったのは、同誌の編集長である山本由樹氏が仕掛けた「国民的美魔女コンテスト(2010年11月開催)」で、全国から35歳以上の女性が約2,500人集まり、テレビ番組等の有力メディアで多く取り上げられた結果、その認知度が大きく高まりました。
現在の30代や40代の女性は、一昔前の同世代の女性より、若くかつ綺麗に見える人が増えたように思われ、「美魔女」という言葉が今後死語になっても、その概念は失われないかと思います。