グループホーム

【英語名:Group home、分類:施設】

グループホームは、病気や障害などで生活に困難を抱えた高齢者や障害者の方などが、専門スタッフや同居者等の援助を受けながら、小人数で普通の住宅等で生活する社会的介護の形態のことをいいます。これには、いくつかの形態があり、その中で認知症対応型老人共同支援事業として介護保険給付の対象になっているのが「認知症グループホーム」です。

一般に認知症グループホームは、認知症と診断された方が対象となる施設で、5~9人を1ユニットとして、少人数の入居者が家庭的な雰囲気の中で介護サービス(入浴・排泄・食事等の日常生活上の介護や機能訓練など)を受けながら、残された能力を活かしつつ、お互いが助け合って暮らす施設となっています。また、皆で共同生活を営むことにより精神的に安定し、認知症の進行を緩やかにすると同時に、問題行動の減少や抑制にも効果(心を安定・沈静させる効果)があるそうです。

なお、建物の形態については、一戸建てを改造したものから、病院やデイサービスセンターに併設したものまで様々で、日本の場合、多くが民間の社会福祉法人や企業などが運営しています。