かまとと
【読み方:かまとと、分類:恋愛】
かまととは、「カマトト」とも表記され、本当は知っているくせに知らないふりをして、上品ぶったり、うぶを装ったり(世慣れていないように振る舞ったり)することをいいます。これは、日常的には、いけ好かない女性に対して使われることが多く、そのような女性を「かまとと女」と言うこともあります。また、その語源は、「蒲鉾(かまぼこ)は魚(とと)から作られたのか?」とわざとらしく尋ねたことに由来するとされ、近世末から上方の遊郭で、うぶなふりをした遊女に対して使われ始めたそうです。
なお、かまととは、近代になって、いったんは死語となった用語ですが、宝塚歌劇女優の楽屋言葉(ヅカ言葉)として使われていたことから、今日に受け継がれたそうです。
<本用語の使用例>
・いまさら、かまととぶるなよ
・今どきこんな"かまとと"ぶった写真はないだろ
・あなたの男性遍歴を知らない相手ならとことん、かまととぶるのが正解かも