プレカット

【読み方:ぷれかっと、分類:その他】

プレカットは、住宅などの建築に必要ななどの部材(材料)を事前に工場で加工しておくことをいいます。これは、大工さんが従来手作業で行なっていた工程を、コンピュータ制御による機械で全て行い、手作業によって生じやすい品質のバラツキをなくし、施行現場の省力化や工期短縮を図る工場生産システムです(設計図面のコンピュータ化により、CAD入力とも連動)。

昨今では、木造軸組工法を始めとして、様々な工法・構造の住宅でプレカットが採用されています。また、プレカットをシステム化し、工場で構造用パネルの加工までを行うものを「木質パネル工法」、またユニット化させたものを「プレハブ(ユニット)工法」と言います。なお、プレカットは、機械加工で品質は安定していますが、熟練した大工さんが手刻みによって一本一本の木の特性に合わせたり、現場の状況に合わせたりするなどの「微妙な調整」までは行うことができません。