人を呪わば穴二つ
【読み方:ひとをのろわばあなふたつ、分類:諺】
人を呪わば穴二つは、「人を呪えば穴二つ」とも言い、人を陥れよう(人に害を与えよう)とすれば、自分にも悪いことが起こるという喩えをいいます。これは、他人を呪って殺そうとすれば、自分もその報いで殺されることになるので、墓穴(穴)が二つ必要になることを述べたもので、すなわち、他人に害を与えれば、必ず自分にかえってくることの喩え(戒め)となっています。
なお、本用語と似たようなものとして、「人を憎むは身を憎む」や「人を呪えば身を呪う」、「人を謀れば人に謀らる」、「人を傷る者は己を傷る」などもあります。