果報は寝て待て

【読み方:かほうはねてまて、分類:諺】

果報は寝て待ては、「尾張いろはかるた」の一つで、幸福の訪れは運であり、人間の力ではどうすることもできないので、焦らないで自然に時機が来るのを待つのが良いことをいいます。これは、良い運を授かって幸福なことや、仏教で前世での行いの結果として現世で受ける報いを意味する「果報(かほう)」を用いた言葉で、人事を尽くした後は、気長に良い知らせを待つしかないことを示唆します。

果報は寝て待て

なお、本諺(果報は寝て待て)は、「運は寝て待て」や「福は寝て待て」とも言い、また似たようなものとして、「待てば海路の日和あり」や「待てば甘露の日和あり」などもあります。