冬来たりなば春遠からじ
【読み方:ふゆきたりなばはるとおからじ、分類:故事】
冬来たりなば春遠からじは、辛い時期を耐え抜けば、幸せな時期は必ず来るという喩えをいいます。また、長い冬を耐えて春を待つ気持ちの表現としても用いられています。これは、イギリスのロマン派の詩人であるパーシー・ビッシュ・シェリー(1792年-1822年)の「西風に寄せる歌」の一節である「If winter comes, can spring be far behind?」の日本語訳で、人生の本質をついたものといえます。
なお、本用語と似たようなものとして、「朝の来ない夜はない」などもあります。