腐っても鯛
【読み方:くさってもたい、分類:諺】
腐っても鯛は、「腐っても鯛の骨」とも言い、優れた素質や価値を持つものは、多少悪い状態になっても本来の価値(それなりの値打ち)を失わないことをいいます。これは、姿が美しく、「めでたい」に通じるところから縁起の良い魚とされる「鯛(たい)」は、仮に腐ろうとも、鯛は鯛であることに変わりはないということに由来するものです。
※鯛(たい):スズキ目タイ科の海魚の総称。
なお、「腐っても鯛」と似たようなものとして、「切れても絹切」や「破れても小袖」、「古川に水絶えず」、「沈丁花は枯れても芳し」、「痩せても枯れても武士は武士」などもあります。
<本用語の使用例>
・腐っても鯛といいますが、なんだかんだ言っても・・・
・これほどの動員力を誇るとは、さすがに腐っても鯛といったところか
・一昔前よりは衰退したものの、腐っても鯛といえる○○国は外交面や軍事力で侮れない
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