東男に京女

【読み方：あずまおとこにきょうおんな、分類：諺】

東男に京女は、「京女に江戸男」とも言い、男は男らしく粋な江戸の男がよく、女は優しく美しい京の女がよいことをいいます。これは、男女の最も良い組み合わせの一例を述べたもので、東男は、江戸に生まれ育った、たくましくきっぷのよい男性の代表とし、また京女は、京都の加茂川のきれいな水で育った、優しく美しい女性の代表としています。また、「東男に京女」以外にも、日本各地で様々な組み合わせがあり、例えば、「越前男に加賀女」「越後女に上州男」「伊勢男に筑紫女」「京女に奈良男」「京男に伊勢女」「讃岐男に阿波女」「竜野女に姫路男」「筑前女に筑後男」「南部男に津軽女」などもあります。

一般に男女においては、本人同士の相性（問題）が一番大きいですが、一方で出身地の違いで何となく合わないということもよくあります。