男は度胸、女は愛嬌
【読み方:おとこはどきょうおんなはあいきょう、分類:諺】
男は度胸、女は愛嬌は、「女は愛嬌、男は度胸」とも言い、男と女の美徳(大事なもの)を端的に示している言葉です。これは、男には物事を恐れない心や気遅れしない精神力である「度胸」が、女には表情や言動が愛らしく人好きのすることである「愛嬌」がまず第一に求められる特性であるとしています。
その由来は、世の中が安定した江戸時代以降に、度胸のある男や愛嬌のある女が少なくなったことを嘆いて言われるようになったそうです。また、「きょう」という韻を生かして、「男は度胸、女は愛嬌、坊主はお経」と続けて言うこともあります。