虎の尾を踏む
【読み方:とらのおをふむ、分類:故事】
虎の尾を踏むは、非常に危険なことをすることの喩をいいます。これは、
古代中国の周代の占いの書で、五経の一つである「易経」の履卦に由来するもので、獰猛な虎の尾を踏みつけることは噛み殺される危険性があることを意味し、それが転じて、非常に恐ろしいこと(危険なこと)を冒すことの喩となっています。
なお、本用語と似たようなものとして、「虎の口へ手を入れる」や「竜の頷の珠を取る」、「蜘蛛の巣で石を吊る」、「氷を歩む」、「累卵より危うし」などもあります。