渡る世間に鬼はなし

【読み方:わたるせけんにおにはなし、分類:諺】

渡る世間に鬼はなしは、「渡る世間に鬼はない」とも言い、世の中は無慈悲な人間(人)ばかりではないことをいいます。これは、世の中には無情な人ばかりがいるのではなく、困った時には何気に助けてくれる情け深い人もいるものだということを述べたものです。

なお、本用語と似たようなものとして「浮き世に鬼はない」や「捨てる神あれば拾う神あり」などがあり、また反対のものとして「人を見たら鬼と思え」や「人を見たら泥棒と思え」などがあります。