明日
【読み方:あした/あす/みょうにち、分類:概念】
明日は、英語では「tomorrow」と言い、今日の次の日(あくる日)のことをいいます。これは、「朝」から転じた語で、元々は「夜が終わって、明るくなった時(あさ)」の意味で、「夕べ」に対する語として用いられていました。それが、中世頃から「何かあった日の翌朝」の意味でも用いられるようになり、その後、現在と同じような意味で用いられるようになりました。また、深夜0時をもって日付が変わることから、深夜0時が今日と明日の境になります。
一般に明日という漢字は、「あした」「あす」「みょうにち」という三つの読み方があり、それぞれで意味合い(ニュアンス)が異なります。通常、「あした」と言った場合は、今日の次の日を意味し、最も日常的に用いられます。これに対して、「あす」と言った場合は、今日の次の日以外に、近い将来(未来)を意味する場合にも用いられます。また、「みょうにち」と言った場合は、「みょうにち、御報告に伺います」というように改まった場合や文章中などで用いられます。
●あした(今日の次の日を意味)の用例
「あした天気になあれ!」
●あす(今日の次の日を意味)の用例
「あすは朝から会議」、「あすは北寄りの風、時々雨」
●あす(近い将来を意味)の用例
「あすは我が身」、「あすの世界を担うのは君たち若者だ」
<時間(日)の流れの概念>
・一昨日(おととい):今日の前の前の日
・昨日(きのう):今日の一日前の日
・今日(きょう):今過ごしているこの日
・明日(あした):今日の一日後(次)の日
・明後日(あさって):今日の次の次の日
・明明後日(しあさって):今日の次の次の次の日