【読み方:こよみ/れき、分類:概念】

は、時の流れを年・月・週・日などの単位で区切り、分かりやすくした体系(暦法)や、一年間の月日・週(七曜)・祝祭日・干支・月齢・吉凶などを日を追って記したもの(カレンダー)のことをいいます。その語源は、「日読み(かよみ)」が転じた言葉とされ、「読む」は「数える」を意味することから、日を数えるという概念が基になっています。

一般に日本においては、遅くとも6世紀には百済から中国暦が伝えられたと言われており、また江戸時代の1685年になって、ようやく独自の太陰太陽暦(ベースは中国の授時暦)である貞享暦への改暦が実現し、以後、日本独自の太陰太陽暦の使用が続けられ(最後は天保暦)、そして明治時代の1873年に現在の「グレゴリオ暦」が導入されました。

ちなみに、グレゴリオ暦とは、現行の太陽暦として世界各国で使用されているもので、1582年にローマ教皇のグレゴリウス13世がユリウス暦を改良して制定した暦法を言い、1年を365日、4年毎に閏年をおいて366日とし、このうち400年間に3回ほど閏年とせず平年に戻す仕組みとなっています。