マヤ暦

【読み方:まやれき、分類:概念】

マヤ暦は、かつてマヤ文明で繁栄した古代マヤ人が使用していたをいいます。これは、一周期を260日とする「ツォルキン暦(祭祀歴)」と、一年を365日とする「ハアブ暦(太陽暦に酷似したもの)」の二つがベースとなっており、その他にも、ツォルキン暦とハアブ暦の組合せで一周期を52年とする「カレンダーラウンド」、紀元前3114年に置かれた基準日からの経過日数で表された「長期歴」などがあります。

一般にマヤ文明とは、メキシコ南東部、グアテマラ、ユカタン半島など、マヤ地域を中心として栄えた文明(メソアメリカ文明の一つ)で、古代マヤ人は天体観測に優れ、非常に精密かつ高度なマヤ暦を作り出しましたが、その実態は未だに多くの謎に包まれています。