慶弔休暇
【読み方:けいちょうきゅうか、分類:休暇】
慶弔休暇は、慶事や弔事のために取る休暇のことをいいます。これは、自分自身や近親者の結婚・出産などの「慶事」、近親者の死亡等による通夜・葬式などの「弔事」が行われる場合に取得できる休暇のことを指します。通常、多くの勤務先で適用されていますが、法律的には必須の休暇制度ではないため、本制度自体が設けられていないところもあります(慶弔休暇は就業規則で定められ、従業員が所定の事由により休暇を申請した場合に与えられる)。
一般に慶弔休暇は、法律で必ず従業員に与えなくてはならないと定められている年次有給休暇などの「法定休暇」と異なり、勤務先が独自に設定する任意の「特別休暇」となっています(休暇日数は、勤務先によって異なる)。また、有給であるか無給であるかは勤務先次第となっており、さらに適用される範囲も雇用形態によって異なる場合があるので注意が必要です。なお、女性による本人の出産の場合は、法定休暇である「産前産後休暇」が適用されます。
<慶弔休暇の対象と休暇日数の一例>
●本人が結婚する場合:5日
●子供が結婚する場合:2日
●配偶者(妻)が出産する場合:2日
●近親者が死去した場合
・一親等(父母、配偶者、子供)が死去の場合:5日
・二親等(祖父母、配偶者の父母、兄弟姉妹)が死去の場合:2日
・遠縁の親族が死去の場合:1日