反面教師
【読み方:はんめんきょうし、分類:四字熟語】
反面教師は、「反面教材」とも言い、悪い見本(事例)として、反省や戒めの材料となる人や物事をいいます。これは、中国において、人民に正しい道を教える「正面教師」に対する言葉で、その昔、毛沢東が中国革命や社会主義国建設の過程において、反面教師の持つ役割を絶えず重視したそうです。
一般に反面教師は、それを見ると「そうなってはいけない!」と教えられる人や事例であることから、うまく活用すれば、人を教育したり、自己を向上(改善)したりするのに役立ちます。
<本用語の使用例>
・デフレは、日本を反面教師として政策を運営すれば回避可能である
・息子は、夢を追って失敗ばかりの父を反面教師に地道な仕事を選んだ
・この部署は、上司の体験を反面教師として活かそうと考えている部下が多いようだ