白川夜船(白河夜船)
【読み方:しらかわよふね、分類:四字熟語】
白川夜船(白河夜船)は、熟睡していて何も知らないことや、何も気が付かない程よく寝入っているさまをいいます。これは、当初は「知ったかぶり」という意味でしたが、それが転じて、現在のような意味(よく眠っていて何も気づかないこと)になったそうです。また、語源については、元々は、京都に旅行(見物)に行ったと嘘を付いた人が、京の白川のことを聞かれて、川の名だと思い込んで、夜に船で通ったから知らないと答えたという話に由来します。なお、白川(白河)とは、古くは賀茂川と東山との間の地域を指し、現在では京都市左京区に属します。
ちなみに、作家の吉本ばなな氏が1989年に発表した小説に「白河夜船」というものがあり、2015年に女優の安藤サクラさんの主演で映画化されました。