百鬼夜行
【読み方:ひゃっきやこう、分類:四字熟語】
百鬼夜行は、様々な化け物が夜中に列をなして出歩くことや、得体の知れない人々が奇怪な振る舞いをすることをいいます。これは、元々は、説話などに登場する深夜の町を集団で徘徊する鬼や妖怪の群れ、および彼らの行進のことを指します。また、その様子を描いた昔の作品には「百鬼夜行絵巻」や「画図百鬼夜行」などがあり、さらに今日に至るまで様々な作品において題材として使われています。
一般に本用語は、悪人などがのさばって、我が物顔に振舞うことを指す場合に使われ、例えば、「百鬼夜行の政財界」や「百鬼夜行の街」、「百鬼夜行の裏社会」などというように用いられます。