泰然自若

【読み方:たいぜんじじゃく、分類:四字熟語】

泰然自若は、落ち着いていて、少しも物事に動じないさまをいいます。これは、落ち着いていて物事に驚かないさまを意味する「泰然(たいぜん)」と、重大事に当たっても落ち着いていて、物事に驚いたり慌てたりしないさまを意味する「自若(じじゃく)」からなる用語です。

一般に本用語は、日常において、落ち着いていて、どんなことにも動じないさま(平常と変わらないさま)を表現する際に用いられ、また似たようなものとして、「神色泰然(しんしょくたいぜん)」や「神色自若(しんしょくじぃじゃく)」、「意気自如(いきじじょ)」、「余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)」などもあります。

<本用語の使用例>

・一国の宰相たるものは、泰然自若として度量が深く、人を許す寛容さが必要だ
・彼は寿命が1年余りなのにもかかわらず、泰然自若と日々の仕事をこなしている
・大横綱の○○は、泰然自若な性格に裏打ちされた緻密な取り口で負けない相撲と呼ばれた