一念発起
【読み方:いちねんほっき、分類:四字熟語】
一念発起は、心を入れ替えて(それまでの考えを改めて)、ある事を成し遂げようと決心することをいいます。これは、仏教用語の「一念発起菩提心」の略で、元々は一心に悟りを求める心を起こすことやひたすら仏を信心する心を起こすことを意味し、それが転じて、"ある事を成し遂げようと強く決心する"という意味になりました。(本用語は、鎌倉時代後期に書かれた日本の仏教書である「歎異抄(たんにしょう)」にも記載)
なお、「一念発起」と似たようなものとして、「一心発起(いっしんほっき)」や「一念発心(いちねんほっしん)」、「感奮興起(かんぷんこうき)」、「緊褌一番(きんこんいちばん)」などもあります。
<本用語の使用例>
・営業一筋のサラリーマンだったが、一念発起して農家になった
・30歳の時、一念発起して、IT関連のベンチャー企業を立ち上げた