大同小異
【読み方:だいどうしょうい、分類:四字熟語】
大同小異は、小さな違いはあっても大体が同じであること、また大体は同じであるものの細かい点に違いがあることをいいます。これは、大体同じであることを意味する「大同」と、少しの違いや僅かな違いを意味する「小異」からなる用語で、中国の戦国時代の思想書である「荘子」が出典となっています。
一般に本用語は、大差ないことや似たりよったりを言う場合に使われ、また似たようなものとして「五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)」や「同工異曲(どうこういきょく)」などがあり、一方で反対(逆)のものとして「大異小同(だいいしょうどう)」などがあります。
<本用語の使用例>
・各メーカーの製品は基本的には大同小異で、競争相手との区別が難しい
・ねじれ解消策として、右派連合と大同小異の精神で大連立政権を組む選択肢がある
・これまで大同小異の感が否めなかった通信事業者のキャリアクラウドが大きく変わろうとしている