強迫観念
【読み方:きょうはくかんねん、分類:四字熟語】
強迫観念は、考えまいとしても脳裏(頭)に浮かび、自分の意志では払いのけることのできない観念(考え)をいいます。これは、強迫性障害の症状(強迫症状)の一つで、自分の意思とは無関係に頭に浮かぶ、不快感や不安感を生じさせる観念を指します。通常、強迫観念の内容の多くは、正常な(普通の)人にも見られるものですが、普通の人がそれを大して気にせずにいられるのに対し、強迫性障害の患者の場合は、これが強く感じられたり長く続いたりするため、精神的に強い苦痛を感じることになります。
<本用語の使用例>
・「完璧でなければ」という強迫観念に駆られているようにも見える
・過剰なまでのポジティブ思考は、時として強迫観念となることがある