ビビる

【読み方:びびる、分類:俗語】

ビビるは、おじけづくことや気後れすることをいいます。これは、古くからある言葉で、その昔は「はじらう」や「はにかむ」、「けちけちする」という意で使われ、それが転じて、江戸時代頃から「気後れする」という意の俗語的な表現となったそうです。また、ビビるの名詞形は、「ビビり(びびり)」となります。

ビビる

当初(江戸時代頃)は、舞台前に緊張や気後れから萎縮することを意味する楽屋言葉として芸人の間で使われ、特に関西エリアにおいて普及しました。その後、明治・大正・昭和へと引き継がれ、1970年代にツッパリブームで不良少年・少女らにケンカ(ワル)言葉としても使われた後、1980年代に世代やエリアを超えて日本中に広く普及していき、今日に至ります。

<本用語の使用例>

・相手がビビるぐらい仕掛けるしかない
・あんなことされたら、誰だってビビるよ
・間近で見ると、そのデカさや迫力にちょっとビビると思う