チクる
【読み方:ちくる、分類:俗語】
チクるは、「ちっくる」とも言い、若者の俗語で、告げ口や密告をすることをいいます。これは、当初、不良など若者の間で普及した言葉であったため、先生や先輩、親などへ告げ口をするといった軽い意味合いでしたが、今日では、その対象が広がり、上司や役所、警察、報道機関などへ密告するといった意味合いでも使われるようになっています。また、"チクる"から派生した言葉(その名詞形)に「チクリ」があり、これは告げ口や密告をすること、および告げ口をする人(密告者)を意味します。
ちなみに、本用語の語源については、「ちく」が「口(くち)」の倒語(語の音節の順序を逆にして造られる語)で「チクる」と言うようになったという説と、「ちくりと言う」が「ちくり」に変化したという説があるそうです。
<本用語の使用例>
・女同士はドロドロしており、チクるのは日常茶飯事
・今の職場には、少しでもサボると上司にチクる人がいる
・学生時代、「チクるんじゃねーよ」と脅されることもある