ぷっつん
【読み方:ぷっつん、分類:俗語】
ぷっつん(プッツン)は、何らかのきっかけで、何かがおかしくなるさま(突飛な行動を取るさま)をいいます。これは、元々は張りつめた糸などが切れるさまを表す言葉でしたが、それを脳の血管が切れる音(脳の回線が切れる音)として捉え、何らかのきっかけ(拍子)で、急に常軌を逸した行動を取るさま、堪忍袋の緒が切れて急に不機嫌になって怒り出すさま、また張りつめた気持ち(緊張の糸)が断ち切れて急に意欲を失うさまなどを表すようになりました。また、「ぷっつんする」や「ぷっつん女優」といった言い回しで使われることもあります。
ちなみに、本用語は、タレントの片岡鶴太郎さんのネタ(造語)の一つとして世間に広まり、1986年には新語・流行語大賞の流行語部門・大衆賞を受賞しました(受賞者は片岡鶴太郎さん)。
<本用語の使用例>
・事務所サイドから強制破局させられたことが原因でプッツンモードになった
・週刊誌上では、○○が撮影現場でプッツンモンスターぶりを発揮していると報じている
・電車の車掌が利用客に詰め寄られてプッツンし、逃げ出して高架から飛び降りて怪我を負った